蔵元やまだのお酒は、丹精こめた手造りの日本酒。八百津で育まれたおいしい水は創業以来蔵元をも育んでいます。 蔵元概要 > 杜氏:蔵元やまだのお酒は、丹精こめた手造りの日本酒。八百津で育まれたおいしい水は創業以来蔵元をも育んでいます。
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新杜氏:宇野 雅紀  前杜氏:高倉 一郎



杜氏 宇野雅紀 宇野 雅紀
(うのまさき)


昭和43年3月生

出身地:岐阜県多治見市

私の原点

酒思えばこの業界に入って三期目の造りで、前の杜氏が急に病気で来られなくなり本格的に酒造りに取り組むことになっ たわけですが、最初のころはただ米を酒にしていた だけでした。

地酒とは「地元の米、地の水で造ったもの、品評会用の酒は秋にはくずれてしまって飲めない」という俗説を信じて(言い訳にして)いました。

でも、その頃に出会った岐阜県知事賞を獲られた玉泉堂さんの吟醸酒に感動しました。
衝撃といってもいいくらいの・・・・・
「こんなにも日本酒ってすごいんだ」「本当に米からこんなものができるんだ」
まるで芸術品を見ているようでした。自分には関係のない雲の上の存在でした。

少しずつ鑑評会や他の蔵の酒に興味を持つようになり、同世代の蔵人たちの蔵が全国新酒鑑評会で金賞を獲ったりして鑑評会というものも身近に感じられるようになり、自分のカのなさ、レベルの低さを痛感するようになりました。

指導機関の先生方や他の蔵の諸先輩、友人に相談したりして、いろいろ試行錯誤の結果、自分なりに出した答えが「蔵を変わってもういちど一から勉強しなおそう」ということでした。

何故、前の蔵でできないかという訳は自分であれこれ考えるよりもベテラン杜氏のもとで見て、聞いて、感じて勉強したかったこと。

酒造りはいろいろな要素がからみあい決して「1+1=2」にならなくて、机上の論理だけでは通用しないからです。

もうひとつの理由は米のことをもっと知るために自家精米をしたかったことです。

おおまかにこの二つの理由で前の蔵を飛び出しました。

前の蔵元さんには本当にご迷惑をかけただけで今でも胸が痛み申し訳ない気持ちでいっぱいです。


高倉杜氏との出会い

高倉杜氏平成十一年の九月より「蔵元やまだ」にお世話になり高倉杜氏と出会い、僕の酒造り感はがらりと変わらざるを得ませんでした。

いままでいかに自分に甘く、妥協ばかりしてきたか、基本を知っているつもりがいかに知らなかったか、両蔵、高倉杜氏に対して恥ずかしい気持ちでした。

高倉杜氏の酒造りは、緻密で、丁寧で、基本に忠実で、自分にできることは昼夜を間わず、惜しげもなく手を掛ける妥協のない勝負ともいえるものでした。
宇野杜氏
その中で失敗も成功も悩みも包み隠さず話し、教えてくれました。

自家精米は想像以上に得るものが多く、田圃にまで興味がわくようになりました。

平成十五年より杜氏役をさせてもらい。賞を獲ったからというわけではないですが去年頃より自分が思ったことが思うようにできるようになった気がします。

酒は酵母菌が作るもので麹菌がその手助けをする自然界の営みですので僕等はいかに彼等にいい環境をあたえてあげられるか、その米の持っている最高のパフォーマンスをいかにひきだしてあげられるか、これらのことを考えながら謙虚に臆病に酒造りに携わっていきたいと思います。


鑑評会とは

玉柏二年連続で岐阜県知事賞、全国金賞、十一年連続で名古屋国税局優等賞を頂いて大変喜んでいるわけですが、なかには鑑評会自体を否定するような意見もあります。

「蔵の個性がなくなる」「そんな酒は売れない」「市場の酒ではない」「香りが強すぎて飲めない」等々、その意見と真っ向対立するつもりはないですが僕の意見も聞いてください。

以前は僕もそのような意見に賛同していた訳ですが実際に造るようになり考え方が変わりました。

出品酒造りは本当に気の抜けない、ひとつの失敗も許されないものです。

ひとつひとつの工程と真剣に向き合いこなしていきます。

いろいろなファクターを体、五感で感じ、考えて、今の自分のできるかぎりの力でこなしていきます。

華やかな香り、クセのない上品な旨み、甘みが口の中に広がって心地いい余韻だけが残る。

やはり日本酒の頂点だと思います。

うちわでもこんな高価な酒ばかりでは消費者にのんでいただけないので米を替えたり、精白を下げたり、仕込みを大きくしたりして対応するわけですが、一番いいと思うものがわかっていれぱそれを基準に枝葉が拡がり蔵の個性になり、お値打ちで満足して頂ける酒になると思います。

もうひとつ大事と思うことは出品技術で出来た酒に変なクセを付けず審査当日に最高の状態 にもっていくことは出荷技術に大いに役立ってい ます。

自分のカを知るため、ひとりよがりの酒造りに ならないため、更なる上の技術を目指してこれからも挑戦し続けたいと思います。


受賞歴など

大吟醸 玉柏

平成18年知事賞 平成19年知事賞
大吟醸玉柏720ml 平成18年知事賞 平成19年知事賞
この大吟醸玉柏は2年遵続で岐阜県知事賞、全国金賞、11年連続で名古屋国税局優等賞を受賞致しました。

平成18年全国金賞

平成19年全国金賞 国家試験一級技能検定を取得しました
平成18年全国金賞 平成19年全国金賞 国家試験一級技能検定を
取得しました。

蔵元概要   酒造風景   杜氏



杜氏 高倉一郎 高倉 一郎
(たかくらいちろう)


昭和7年4月生

出身地:新潟県吉川町

松井杜氏の引退により、同県出身(越後杜氏)の高倉杜氏に蔵をお願いすることになりました。

杜氏歴は昭和38年からと前杜氏同様永く、和醸良酒の如く、人の和(チームワーク)を最も大切にし、人望が高いです。

目標とする酒は、ろ過しても、味がくずれない酒で、杜氏さん日く、「今回この蔵で酒造りをして、改めて麹の力の大切さが分かりました。同じ麹造りでも、環境により随分と異なり、初心に戻った気持ちで、より一層神秘な麹への関心が、深まりました。また、酵母の選択の大切さも、実感しています。」

自分でも、有機栽培で酒米の「新潟五百万石」米を作っている、とても意欲的な杜氏です。

趣味…推理小説、カラオケ、庭いじり

米作りの様子はこちら

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